NEWS

映画『秒速5センチメートル』にて、天利英里子が監督助手を担当。10/10(金)より劇場公開スタート!

©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

 

10月10日(金)より公開の劇場用実写映画『秒速5センチメートル』にて、弊社プロデューサーの天利英里子(move-/TOKYO)が監督助手として制作に参加しました。(※出向)

本作は、「君の名は。」(2016)、「天気の子」(2019)、「すずめの戸締まり」(2022)など、記録的な大ヒット作を生み出してきた新海誠さんの劇場アニメーション「秒速5センチメートル」(2007)を実写映画化した作品です。
監督を務めたのは、本作で商業長編映画デビューとなる新鋭の映画監督・写真家の奥山由之さん。主演の松村北斗さん(SixTONES)をはじめ、ヒロイン役の高畑充希さんほか、豪華キャストが出演しています。

主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を、幼少期、高校生、社会人の3つの時代で描き出す本作、ぜひご注目ください。

 

劇場用実写映画『秒速5センチメートル』

<公開日>
2025年10月10日(金)〜

<劇場>
https://theater.toho.co.jp/toho_theaterlist/5cm-movie.html

<スタッフ・キャスト>
■ 原作 :新海誠 劇場アニメーション『秒速5センチメートル』
■ 脚本 :鈴木史子
■ 監督 :奥山由之
■ 音楽 :江﨑文武
■ 主題歌:米津玄師「1991」
■ 劇中歌:山崎まさよし「One more time, One more chance 〜劇場用実写映画『秒速 5 センチメートル』Remaster〜」
■ 出演 :松村北斗 高畑充希
     森七菜 青木柚 木竜麻生 上田悠斗 白山乃愛
     岡部たかし 中田青渚 田村健太郎 戸塚純貴 蓮見翔
     又吉直樹 堀内敬子 佐藤緋美 白本彩奈
     宮﨑あおい 吉岡秀隆
■ 制作プロダクション:Spoon.
■ 配給:東宝

2025年製作/121分/G/日本
©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

<関連リンク>
■ 公式HP:https://5cm-movie.jp/
■ 公式X:https://x.com/5cm_movie_2025
■ 公式Instagram:https://www.instagram.com/5cm_movie_2025/
■ 公式TikTok:https://www.tiktok.com/@5cm_movie_2025

 
 

劇場用実写映画『秒速5センチメートル』予告2|主題歌 米津玄師「1991」

 

 STORY

 

1991年、春。
東京の小学校で出会った貴樹と明里は、互いの孤独にそっと手を差し伸べるようにして、少しずつ心を通わせていった。
しかし、卒業と同時に、明里は引っ越してしまう。
離れてからも、文通を重ねる二人。
相手の言葉に触れるたび、たしかにつながっていると感じられた。

中学一年の冬。
吹雪の夜、栃木・岩舟で再会を果たした二人は、雪の中に立つ一本の桜の木の下で、最後の約束を交わす。
「2009年3月26日、またここで会おう」

時は流れ、2008年。
東京で働く貴樹は、人と深く関わらず、閉じた日々を送っていた。
30歳を前にして、自分の一部が、遠い時間に取り残されたままだと気づきはじめる。
そんな時にふと胸に浮かぶのは、色褪せない風景と、約束の日の予感。

明里もまた、あの頃の想い出と共に、静かに日常を生きていた。

18年という時を、異なる速さで歩んだ二人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。
交わらなかった運命の先に、二人を隔てる距離と時間に、今も静かに漂うあの時の言葉。
――いつか、どこかで、あの人に届くことを願うように。
大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語。

 

スタッフ・キャスト紹介

 

原作|新海誠

1973年生まれ、長野県出身。2002年、個人制作の短編作品『ほしのこえ』で商業デビュー。同作は新世紀東京国際アニメフェア21公募部門「優秀賞」をはじめ多数の賞に輝き、初の長編映画『雲のむこう、約束の場所』(04年)で第59回毎日映画コンクール「アニメーション映画賞」を受賞。続く『秒速5センチメートル』(07年)はアジアパシフィック映画賞「最優秀アニメ賞」を、『星を追う子ども』(11年)は第8回中国国際動漫節「金猴賞」優秀賞を、『言の葉の庭』(13年)ではドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭長編アニメーション部門グランプリを受賞した。2016年公開の『君の名は。』は社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録し、第40回日本アカデミー賞でアニメーション作品初の「優秀監督賞」、「最優秀脚本賞」を受賞。第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門「最優秀長編作品賞」、第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞「アニメ映画賞」に輝いた。2019年公開の『天気の子』は第43回日本アカデミー賞「最優秀アニメーション作品賞」を受賞し、第92回アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表に選出された。2022年公開の『すずめの戸締まり』では、3作連続で国内観客動員数1,000万人突破の快挙を達成。同作は第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門や第81回ゴールデン・グローブ賞「アニメーション映画賞」に選出されるなど、国内外で高い評価を得た。

 

comment

私が二十年近く前に監督したアニメーション映画『秒速5センチメートル』は、とても未熟で未完成な作品でした。
しかしその未完成さ故に、今でも長く愛し続けてもらえている作品でもあります。
初期衝動──未知への憧れと畏れだけをただぶつけたあのような映画は、今の自分には決して作れないでしょうし、再現も出来ません。
ですから、奥山監督をはじめとした若く熱心なチームがふたたび『秒速5センチメートル』に向き合ってくれていることに、私はとても興奮しています。
最も信頼する俳優である松村北斗くんに主演をつとめてもらえることにも、人生の不思議さを感じます。
どうか、皆さんの今でしか作れない映画にしてください。
誰よりも完成を心待ちに、応援しています。

 

 


 

監督|奥山由之

1991年生まれ。初監督作品『アット・ザ・ベンチ』が2024年11月15日(金)より全国の劇場にて公開。
これまでに米津玄師「感電」「KICK BACK」星野源「創造」のMV、ポカリスエットのCMなどを監督。
第34回写真新世紀優秀賞受賞。第47回講談社出版文化賞写真賞受賞。

 

comment

新海誠さんが当時33歳の時に紡ぎ上げていた物語を、いま33歳の僕が撮らせて頂くことに、ただの数字とはいえ、大切な巡り合わせを感じております。今しか作れないものがあるということ、いずれは忘れてしまう眼差しがあるということに気付かされながら『秒速5センチメートル』と向き合っている日々です。
どことない喪失感、焦燥感を抱える貴樹の背中に、温もりある手を添えるようにして、心から信頼するチームの皆さんと共に、1シーン1シーン、1秒1秒を丁寧に、切実さと誠実さをもって、真摯に撮り重ねたいと思います。
僕の中に残る「センチメンタル」をこの作品に全て置いていきますので、どうかご期待ください。

 

 


 

主演|松村北斗

1995年生まれ、静岡県出身。主な出演作に、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(21年)、『ライアー×ライアー』(21年)、『キリエのうた』(23年)、『夜明けのすべて』(24年)、『ディア・ファミリー』(24年)、『ファーストキス 1ST KISS』(25年)など。第46回日本アカデミー賞では、新人俳優賞(『ホリック xxxHOLiC』)と話題賞(俳優部門)(『すずめの戸締まり』『ホリック xxxHOLiC』)を受賞。

 

comment

僕自身、何度も見返してきた作品だからこそ、重責を日々感じています。
この原作はたくさんの方の人生に深い影響を与えてきました。ファンの皆さんはそれぞれの解釈と世界を持っていて、僕もその一人です。そんな作品の実写化に未熟な僕が参加するのかと一歩踏み出せないでいました。しかし、奥山監督をはじめとする製作陣の原作への憧れと愛。そして、新海さんから言っていただいた「北斗くんで見たいですね。」というお言葉がこのチームで挑戦する理由をくれました。
『秒速5センチメートル』に影響を受けて憧れてきた者が集まったチームで作る今回の作品。原作チーム、ファンの方への敬意を胸に挑ませていただきます。

 

News Index