松岡勇磨 (オフラインエディター) | TAIYO KIKAKU「NEW CREATOR'S ANALYTICS!」

1993年福岡県出身 / 2015年多摩美術大学卒業 / 2016年太陽企画入社

この仕事は僕にとって、
生きる方法の一つ。
全ては一本の線に繋がるのだ！

オフライン編集の仕事に就いて、嬉しかった出来事を教えて下さい。

編集を担当した、西武•そごうのCM「レシートは、希望のリストになった。篇」が、国内外10件以上の賞を受賞したことです。普段父親とはあまり会話をしないですが、父親が私の仕事のことをこっそり周りの人たちに自慢していたらしく、それを知ってすごく嬉しかった。実は太陽企画の採用試験で、最初エディター採用枠を受けていましたが落ちてしまったんです。でも、制作部の方が向いてそうとのことで、制作部として採用してもらいました。その後さまざまな経験を経て、現在はエディター職に就いています。いろいろあったけれど、映像編集が好きだなぁということを再確認する今日このごろです。

いい編集をするために必要なものは？

好奇心だと思います。誰も想定してないような編集をしたいとか「こう編集したらどうなるだろう？」とか。ひたすらトライアンドエラーを繰り返し、新たな発見をしていくのが大事なのかなと。そして、最終的には編集されていることを忘れるような一遍の映像を目指しています。

苦手なことはありますか？

先ほど、「ひたすらトライアンドエラーをするのが大事」と言いましたが、そのために自分の編集に納得するまでに時間がかかってしまうのが……。あと純粋に集中し始めるまでも時間がかかるタイプです……。

松岡さんにとって、編集とは？

この仕事は僕にとって、生きる方法の一つです。だからその都度目標を宣言して、自分を縛ることで奮い立たせています！！

これまでの人生で強く影響を受けた映画やマンガなどありますか？

変な影響を受けたマンガとして、「魔人探偵脳噛ネウロ」と「嘘喰い」は外せません。好きな作家は伊坂幸太郎。最近、一人カラオケで号泣しながら歌った曲はVaundyの「呼吸のように」です。さまざまなコンテンツや人生経験から学んだことは「捉え方一つで世界は変えられる」ということです。映像も同様で、見る人の捉え方によって、そのカットの意味は大きく変わる可能性があります。その幅広い側面を意識することを、編集作業でも心がけています。

好きな言葉は？

スティーブ･ジョブズの言葉、「全ては一本の線に繋がるから」。将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、僕らははいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。運命、カルマ…、何にせよ僕たちは何かを信じないとやっていけないのです。