INTERVIEW 06
映像制作のコア部分を担うPM業務。なんとなく仕事のイメージはあるけれど、具体的にどんなことをするの?必要とされるスキルは何?学生の頃からの経験がないとやっぱり厳しい世界なの?などなど、聞いてみたいことばかり。2021年新卒組に、入社後に発見したあれやこれを聞いてみました。
PM*サード 桑原
Q. 趣味について詳しく教えてください。
写真を撮っていて嬉しいのは、インスタで知らない外国人から“いいね”された時。やってて良かったって思います。長期休みが取れたら、絶景撮りにいきたいです。
Q. 自分の持ち味や普段の仕事で意識していることは?
持ち味は適応能力でしょうか。学生時代に比べればはるかにハードな環境にいますが、まだ、なんとかやれているので。
意識していることは、わからないことは素直に聞き、初めてのこともとりあえずやってみるという姿勢。
PMサード 斉
Q. 趣味について詳しく教えてください。
オリジナルのいろんなキャラクターを描くのが好きです。
アニメは『映像研には手を出すな!』が好きです。人と一緒に作る"モノづくり"のロマンが詰まっているのと、アイディアが形になっていく表現に惹かれますね。
Q. 自分の持ち味や普段の仕事で意識していることは?
持ち味は明るいところ。"人生楽しく"を目標にしています!(笑)
意識していることは、自分で考えてから意見を求めるように気をつけています。また、取り組んでいる作業が、全体にどのように影響するのか、誰のための何のものなのかなど、一つひとつの作業と全体との関連を考えるようにしています。
PMサード 境
Q. 趣味について詳しく教えてください。
音楽は、非日常的な体験ができるから好きです。特に生ライブは一回きりという特別感もあって、そこに惹かれているのだと思います。
Q. 自分の持ち味や普段の仕事で意識していることは?
持ち味は、好きなものに夢中になれるところ。熊本・福岡の土地勘が多少あるところ。
意識していることは、わからないことを放置せずに周りの人に聞く。予想外の出来事が起きても必要以上に焦らないこと。
PMサード 辻
Q. 趣味について詳しく教えてください。
得意料理はどんぶりとパスタ。最近は特にパスタにハマっていて、鳥羽さんの"無限パスタ"をよく作ってます!
Q.自分の持ち味や普段の仕事で意識していることは?
持ち味はコミュニケーション力。ポジティブ。計画的に物事を進めるところ。
意識しているのは、レスポンスの速さ。何か自分にやれることはないか、常に考えるようにしています。後は、とにかく相談することです。
PMサード 濵田
Q. 趣味について詳しく教えてください。
風景・友人・子供とか、幅広く撮影します。デジタルだと見返さないのですが、フィルムだと見返すんですよね。壊れたフィルムカメラで撮るといい味がでるので、やめられないですね。(笑)
Q. 自分の持ち味や普段の仕事で意識していることは?
持ち味は自分ではわかりませんが、"変わっている"とよく言われます。 コンプレックスに思う時期もありましたが、いろんな角度で物事を考えられるという意味では、他の人にはない特長だと感じます。
意識していることは、元気にあいさつをする、わからないことはわからないと聞く、目配り気配り耳配り!
※このインタビューは2021年10月に行われました。
* PM=プロダクションマネージャー
僕は「映像の力でメッセージを世界に届けられるような仕事をしたい」っていう漠然とした興味からこの業界を志望しました。学生の時バックパッカーをしながら、趣味として映像を撮っていたんですが、言葉が通じなくても映像で分かり合えた体験に「言語を超える映像ってすごい」と感動したのがきっかけでした。PMという仕事に関しては、ディレクターが映像表現により特化しているのに対して、クライアントや代理店も巻き込んで、より広く広告映像を考えていく職種のイメージでした。多様なジャンルの案件に関わるので、毎回新鮮な気持ちで仕事に関われるのが自分に合ってそうだなって。
学生の時に一般人を巻き込んだ企画が流行っていて、例えば、ポカリのガチダンスや、 NHK の「18祭」とか。めっちゃ感動したし、元気をもらったんです。映像に興味ない人たちでも参加できて、映像の力で感動を呼ぶことができるなんてすごい。映像制作会社に入ったら、スクリーンを超えて自分たちの生活に入り込んでくるような映像体験を企画したいなって考えていました。PMはディレクターや撮影部のように、自分の仕事が直接的に映像として現れることはないけれど、いい作品作りに欠かせない仕事だと考えています。誰にでもできる仕事かもしれないからこそ、そこで自分らしさを出してみたいと思ったんです。
自分が好きなバンドのMVを太陽企画が制作していたので、そこに携われるチャンスがあるっていうのは楽しみでした。他にもCMだけじゃなくてプラネタリウムやいろんなメディアに向けた映像制作に興味があるので、そういった仕事をしたいと思っていました。自分が映像から受けた貴重な体験を、作り手として他の人に提供できることに憧れを感じました。最新技術に日々触れてアップデート出来る環境も魅力的でした。
私もMVに興味あります!私の動機は、在学中にプロと学生が、同じテーマで映像を作ることがあったんですが、当然ですがプロの映像はクオリティが圧倒的に高いんです。どうやって作ったんだろう?各スタッフがどんな風につながりながら進行しているんだろう?私も作れるようになりたい!って好奇心からPM職を選びました。ディレクター職と迷ったんですが、場の作り方や人との関わり方に軸足を置くPMの仕事は全ての土台になるだろうと考えて。モノづくりをしながら全体や人とのつながり、コミュニケーションのノウハウを知ることは、表現を追求する上で必要不可欠だと思っています。
学生時代に映像制作に力を入れて活動していました。毎話ごと異なる制作会社が担当するというドラマシリーズがあって、僕は他社の制作現場に参加したことがあったんですが、TOKYOが制作した谷川(英司)監督の「脆弱性」を見て、圧倒的な規模感とクオリティに、ひと言で”映像制作”といっても、予算や関わるチームでこんなに違いがあることを知りました。就職するなら、広告映像のダイナミックで大規模な環境で学びながら仕事をしたいなって。PMは、制作ワークフローの川上から川下までを経験でき、基礎を学べると思いました。
僕は在学中に友達とさまざまなプロジェクトを、人を変えモノを変え試していたんですが、共通して難しさを感じたのが「最後まできちんとやりきること」だったんです。自分に圧倒的に足りてない能力だなって。そんな気持ちから、修行じゃないですけどプロの撮影現場の手伝いに行くようになって、その頃からですね。
私は大学へ進学するタイミングで、将来は映像制作への就職を念頭においていました。振り返ると、小学生の時に見たドキュメンタリー映像に感動した瞬間がはじまりだったと思います。在学中にいろいろと経験した結果、演出や技術職よりも、ディレクターのビジョンを具現化するPM業務が好きなんだって気がついたので、職種を絞り込んでいきました。
僕も濵田さんと同じで、大学受験で映像制作の方向に進路を定めたタイプです。中学の時に映像演出を使ったライブにすごく気持ちを動かされたのがきっかけでした。入学後はサークルで映像をつくっていて、自分が一番楽しいと感じるポイントが、お客さんやチームの人が喜んでくれること。チームメンバーが全力を発揮できるような環境を整えるPMの仕事に魅力を感じました。
先程触れた在学中のプロジェクトなどを通して、演出も興味があったけど、一番好奇心を掻き立てられたのが映像制作の舞台裏だったんです。プロの世界は、モノづくりをする時に携わる人数がすごく多いですよね。学生の時だとせいぜい5名程度でしたが、それでもまとめるのが大変。やることが多くて終らない…っていうのは全然辛くなかったけど、人間関係やチームの空気感が悪くなるのは結構しんどかったから、そのノウハウを知りたいってところからPMの仕事を考えるようになりました。
めっちゃわかる。私も人間関係的に苦しい現場を経験してて、出来上がったものが良くても、自分たちが全然見る気にならないんですよ。辛い思い出が蘇ってくる。
僕は就活で初めてこの業界のことを知って飛び込んだ人間です。だから学生の時から経験を積んでいる人たちに追いつくのに絶対時間かかるわ〜って不安だった。周りの友達も「専門学校とか行ってなかったら無理なんじゃない?」って言ってくるし。実際働き始めたら、そのとおりで知らんことだらけなんですが、それでもなんとかなるもんだって、今は思っています。