COPYWRITER

樫田 芽以

MEI KASHIDA

1995年 東京都出身

2018年 武蔵野美術大学卒業

2018年 太陽企画入社

1995年 東京都出身

2018年 武蔵野美術大学卒業

2018年 太陽企画入社

映画と言葉が好きで、この業界に入ったそうですね。
学生時代のエピソードがあれば教えてください。
机の引き出しの中には、学生時代にこっそり書いていたポエムの紙切れがたくさん眠っています(笑)。詩やキャッチコピーは、誰もが使う言葉の意外な組み合わせや表現で、ハッとさせてくれます。そのシンプルで奥深い世界が、かっこいいんです。
大学の卒業論文「断片交響学―引き剥がされたものたちの魔力―」では、人生であんなにも書くことに打ち込んで、追い詰められて、おかしくなりかけたのは初めてでした。そもそも論文のテーマを「断片」などよく分からないものにしたのが、いけませんでした。参考文献もなく、自分でゼロから組み立てるしかないですし、先生方も困惑気味。そんな中で、ゼミの教授だけは「この手の文は、読み手にこいつ何言ってんだ?と思われたら終わりだ。書き出しから、こちらの世界に引き込め」と、最後まで背中を押してくれました。興味ある方は(少ないと思いますが、笑)以下からご覧ください。
https://selected.musabi.ac.jp/y2017/apm/s03
太陽企画では、映像リサーチ業務と兼任して
コピーライターとしても活動していますが、
どのような経緯だったのでしょう?
入社して「Creative Tank」でリサーチャーとして働きながらも、言葉のアウトプット欲が高まっていき、5年目の時コピーライター養成講座に通い始めました。「度胸試し」のつもりで飛び込みましたが、これがとても楽しく、悔しく、気づけばムキになっていって…。“好き”の熱さを再認識しました。最初はあくまで個人的に講座に通っていましたが、上司の勧めで会社の「プラスワンプロジェクト」に申し込み、スキルアップを後押ししてもらいました。今は映像リサーチの仕事を続けながら、コピーライターとしてもチャレンジさせてもらっています。
影響を受けた映画や言葉は?
『いちばんここに似合う人』(ミランダ・ジュライ著)。登場人物はみんなどこか変なのですが、読んでいるうちに、あれ、この人自分みたいだな、と気づいてしまいます。繊細な心の動きがリアルに描かれていて、私もこんな風に「この瞬間なんとなく感じているけど、すぐに消えてしまうモヤモヤした感情」をつかめるようになりたいです。今デザイナーの友人と一緒に絵本を作っています。テーマは「何気ない日々の中で、こっそり起きている奇跡」。気づけば制作をはじめて2年が経ちました。来年こそ…完成予定です。
「コピーライターなのに…」に続く、
樫田さんの意外な一面を紹介してください。
実はコピーライターなのに、コミュニケーション下手で、臨機応変にうまいこと言えません。人と連絡がとれなくなったりすると、悪い想像がどんどん膨らんでいき、あげく死んでしまったのではないかと思う、心配性なところがあります。
今後の目標に掲げていることは?
大きな野望ですが、コピーで、道ゆく人の足を一瞬止めたいです。驚かせたいです。心に寄生したいです!映像の引き出しを活かして、物語を感じるコピーを書きたいです。まだペーペーですが、恩師にもらった言葉「気を抜かず、最後まで、身を投げ出して、やれ」を心に、チャレンジし続けていきたいです。

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m-kashida@taiyokikaku.com