OFFLINE EDITOR
板橋 知也
TOMOYA ITABASHI
1994年 東京都出身
2019年 東放学園卒業
2019年 太陽企画入社
1994年 東京都出身
2019年 東放学園卒業
2019年 太陽企画入社

- オフラインエディターに
なろうと思ったきっかけは? - 学生時代に自主映画を作っていて、脚本から編集まで自分が一貫して作るのが好きだったのですが、中でも編集が得意だったのでエディターを目指しました。映画はたくさんの作品を観るよりも、好きな映画を何十回も繰り返し観るタイプです。例えば、ポール・トーマス・アンダーソン監督の『マグノリア』。人間の滑稽さをドラマチックすぎず、淡々すぎず、僕の好みにすごいフィットする塩梅で描いていて、映像的にもかっこいい、だけど気取っていない絶妙さが好きです。
- 趣味を教えてください。
-
風景画、特に雲や草木を描くのが好きです。できるだけ少ない情報量でその植物の特性を描き分けるのが得意です。
それと、無類の虫好きです。夏に実家に帰ると、近所の街灯に集まる虫を見にいくのが日課になってます。綺麗な昆虫がいるとテンション上がって持ち帰ります。今も虫取りに行くだけに友達と集まる日を設けています。虫関連で毎年の行事といえば、セミが鳴き始める時期に、その年の最初に出会った「初ゼミ」をスマホで記録します。その写真を見返すこともないので、何のためにやっているのか自分でももはやわからないのですが(笑)。虫や植物が元気な夏はいいですね。僕も夏になると常にテンションが高くなります。
- エディターとして意識していることは?
- 誤解を恐れずに言うと、あまり夢中になりすぎないこと。夢中になると視野が狭くなり、利己的な作品ができてしまう気がしています。一定の距離を保ちながら作品と向き合うことで、観る人の気持ちに寄り添える映像が生まれると思ってます。
-
趣味の風景画や昆虫観察が、
仕事に活きていると感じることは? - 風景画では、山や森を描くときに木や葉っぱを一枚一枚描いてしまうと、リアリティに繋がるどころか、ノイズになってしまいます。“いかに少ない筆量で密度を感じさせるか”、そして“一番目がいく箇所だけ木を丁寧に描く”のがコツです。映像に当てはめると、“カットの繋がり”など細かいところに拘りすぎても、観ている人にとってはどうでもいい“木”でしかありません(エディターが言うのもなんですが…)。それよりも役者さんのいい演技や作品全体(森)を観ることで、視聴後のいい後味を残すと思っています。どこを抜いてどこに拘るかは、風景画と通ずるものがあるなと思います。
- 最後に今後の目標をお願いします。
- とにかくタイミングの感覚を研ぎ澄まして、面白い間の取り方を身につけたいです。また長編映画にも挑戦したいです。


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