TAIYO KIKAKU RECRUIT

INTERVIEW 05

気鋭のディレクター対談
"好きなもの"を持つことの大事さ

ディレクターを取り巻くプロフェッショナルたち

映像制作で、ディレクターにとってこの人がいないと始まらないのがプロデューサーとPMだと思います。パートナーとして何を求めますか?

石川

モノづくりが好きな人だといいよね。あと私の場合、アイデアが小さくならないように、あえてスケジュールや予算といった"事情"を全部無視して演出を考えるから、"モノづくり"と"事情"の間を上手くつないでくれる人がいいです。

西村

場の雰囲気を作ってくれるプロデューサーはやっぱり助かります。クライアントや代理店からの要望に対して、クリエーティブの一線を守ってくれながらも、ギクシャクしないようにコミュニケーションをとってくれる人は信頼がおけます。PMは一緒に考えてくれる仲間だと思っているので、編集でもよく意見を聞きます。やり取りを重ねていくことで、モノづくりマインドがシンクロしていくのは、すごく嬉しいです。

太陽企画は社内に、映像制作に関わるすべての部署がありますが、その仕組はディレクターにとってはどう働いていますか?

石川

めっちゃいいんですよ。ミキサーの先輩もエディターの同期もいる。ミキサーの先輩に「ナレーション録りが上手くならないんですがどうすれば?」って相談したり、エディターの同期に「なんで、ここで合成用のマスク切ってるの?」とか些細な事も気軽に聞ける。私は入社当時からTECARAT(新木場にスタジオのある、社内のコマ撮りユニット)に頭が上がらない。やりたいけど、技術的な問題や撮影方法とか、どうすればいいかわからないところを教えてくれた。ありがたいよね。

西村

まったく同感。僕がやったことのないような撮影も、どうやって撮ってるのか気軽に教えてもらえる。また競合プレゼンの時に、社内にCGチームがいるとCGでイメージ画像を作って提案できたりするんです。

最後にディレクターを志望する方に向けて、アドバイスをお願いします。

石川

スマホで映像を作れる時代なので、とにかく手を動かして作る。成功でも、失敗でもいいけどモノになった経験をすることが大切。しかも自分が好きな物を作った方がいいと思う。作るって習慣だと思うんです。振り返ると学生時代は絵を描いたり課題をしたり、日々モノづくりをすることで練習をしていたんだと思います。社会に出るといろんな理由からそういうの止めてしまってて、反省も込め、Blender の勉強を始めました。

西村

僕はCMを作る仕事に就きたくて受けた第一志望の学科に落ちて、せっかくだからと思って学生時代はアニメーションとかインスタレーションとかいろいろなことをやっていました。だから就活のときに提出したポートフォリオには、ちゃんとした映像作品はなかったんです。ただ何を思って、どう作ったのかをちゃんとプレゼン出来たので、映像でもこの子は表現出来るんじゃないかって評価してもらって、受かったんだと思うんです。映像作品じゃなくても、好きなものを掘り下げてモノづくりをするといいと思います。