TAIYO KIKAKU RECRUIT

INTERVIEW 02

経営者でもある
映像プロデューサーが語る
太陽企画の変わることと
変わらないこと

これからの太陽企画について
未来へのヒントを語る

歴史的な変化の潮目を感じる広告映像業界ですが、これからの太陽企画が向かう場所は?

小野﨑

仮にテレビというメディアが過去のものとなる日が来たとしても、広告は存在し続けるし、作るものの本質は変わらないでしょう。「心に響く」「クライアントが満足する」、その意識は変わらず、僕たちは時代の空気感を読み取りながら、進んでいくでしょう。そこで、「人の心に響くもの」って何だろうと考えた時、答えは二つしか無いと思っています。一つは「自分にとって近いもの」、そしてもう一つが「見たことのないもの」です。そしてこの二つを併せ持っていると最強なんです。僕の例で言うとね、ボブ・ディランやオアシス、マキシマム ザ ホルモンを初めて聞いた時の印象がまさにそれで、「親近感があるんだけど、聞いたことのない音楽!」、ものすごくグッときた。世の中に響いているものって「親近感」と「見たことのないもの」でできている。これは太陽企画のブランディングを築く上で、一つの指標となるんじゃないかと思っています。"太陽らしさ"を、突き詰めるとそれは結局は、各プロデューサーらしさ、もしくはディレクターらしさと、個人に落ちていくものかもしれません。それがまとまってなんとなくの太陽企画らしさになり、プロダクションで働く人の力になっているという感じかなと。

永澤

そうだね、僕も同感です。そういう観点で言うと、僕は映画やドラマのオリジナルコンテンツを制作して発信することに興味がある。個人的な考えですが、動画市場は年々拡大しているけど、ハイクオリティな映像の需要は、広告映像業界では頭打ちな気がしていて、そこで勝負をし続けるという選択肢もありますが、太陽企画の強み、「人とモノづくり=プロダクション力」を最大限活かすためには、IPビジネスや教育、カルチャー分野の新規事業に可能性を感じています。例えば、映画の素晴らしさを伝えてアーカイヴするCINEMOREの運営もそうだし、こういったメディアを通しての知見やネットワークの蓄積も、オリジナルコンテンツの制作と将来的にいい相乗効果を生んでいくでしょう。そういった新規事業を進めていくためには、制作会社特有の「請負的マインドセット」、つまり今常識としている価値観を根本から変えて、発信する側にならないといけないですよね。請負型のままでいると、正直どこのプロダクションも大差ないけど、発信型になることで、より面白くなるんじゃないかなと。

小野﨑

そうかもしれないね。太陽企画らしさとかさ、プロダクションの今後とかさ、なんだかんだ語ってるけど、僕たちが入社した時からずっと変わらないのは、常に自分と一緒にいる仲間たちがモチベーション高くいいもの作っていられること。そしてその家族の幸せ、それだけを考えて日々生きてるってことだよね。だんだん社長と同じこと言ってる気がしてきたよ(笑)。