#06

廣木 綾子

AYAKO HIROKI
DIRECTOR, ANIMATOR, DESIGNER TECARAT

1986年 埼玉県出身
2008年 武蔵野美術大学卒業
2013年 太陽企画入社

太陽企画に入社前は、アートアニメーションの世界で活動されていたそうですね。
映画やアニメ、モノづくりが好きで、大道具の会社を辞職して、「アートアニメーションのちいさな学校」に通っていました。学校長でありアニメーターの真賀里文子さんに「人形の一番いい表情を探しなさい」と言われたことが印象的で、今でも撮影中によく思い出します。ストップモーションは一枚一枚の写真が積み重さなり、映像が生まれるので、「いい顔」を重ねていこうと心がけています。
instagramでオリジナルコンテンツも積極的に発表されていますね。
「kanjigram」は、漢字をモチーフにしたアニメーションシリーズです。半年に渡り、視聴者の反応を見ながら制作できたことは貴重な経験になりました。
常に新しい挑戦を見つけて
アニメーションが好きな気持ちを
燃やし続けたい
ディレクターとしてアニメーターとして、憧れている作家さんはいらっしゃいますか?
ロンドンのスタジオParabellaは、発想が面白くて、わかりやすい。アートワークも最高です。素材選びから撮影方法まで、ストップモーションでつくる意義のある企画を、ハイクオリティーに生み出し続けています。イタリアのディレクター兼アニメーターのDario Imbrognoは、ポーズやレイアウトがとにかく美しい。私は、その物に合った動きのアイデアを考えるのが得意なのですが、彼のように1コマどこを抜いても画になるアニメーターを目指したいです。
廣木さんの映像制作におけるテーマをおしえてください。
アニメーションが好きな気持ちを燃やし続けること。"難しいことを面白く、面白いことを深く、深いことを易しく" とは、井上ひさしさんの言葉ですが、モノづくりの上で、理想としています。ストップモーションという手法をもっと皆さんに知ってもらいたいですし、最近では企画の段階から、表現方法も同時に提案するような関わり方をしています。MVやID、そして短編などにも挑戦したいと思っています。アニメーションに関することなら、お気軽にご相談ください!

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好きなもの、
影響を受けたもの

・ 湯浅政明監督 / 写真絵本「こっぷ」

・ 湯浅政明監督 / 写真絵本「こっぷ」

「湯浅さんだ!」とわかるパースや独特のアニメーションが印象に残る。
ミシェル・ゴンドリー監督。ストップモーションアニメに興味を持ったキッカケ。観ただけで不思議な体験をしたかのように感じられます。
「こっぷ」は開くたびに、シンプルな表現や文章が、私にとっての「面白さ」ってこういう事!と感じさせてくれるんです。ずーっと残って欲しいな、と思う素晴らしい一冊です。

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