#07

福田 眞心

MASASHI FUKUDA
DIRECTOR, PLANNER 太陽演出

1991年 北海道旭川市出身
2017年 同志社大学理工学部卒業
2017年 太陽企画入社

大学生の頃から積極的に自主制作映画をつくられていたそうですね。
映画やアニメを見るのが好きで、ひたすらレンタルビデオ屋に通っていました。中学生の時に、ガス・ヴァンサント監督の映画「エレファント」で、初めてもやもやする感じを覚えて惹き込まれました。コロンバイン高校銃撃事件を題材にした映画なのですが、"時間"というものが、それまで見たことの無い方法で表現されていました。事件発生までの同じ数時間が生徒それぞれの視点で描かれ、学校のカースト、犯人との関係が日常の中で明らかに映し出されていく。あぁ、これも映画なんだ、すごくおしゃれだな、と。そこから、自分もそういう映画を撮りたいなと漠然と考え出しました。大学に入って、ようやく映画を撮り、どんどん映像作りの楽しさに惹き込まれていきました。
映画ではなく広告映像の道に進まれた理由は?
CMは制作費も潤沢な分、色々と挑戦できると聞いたので、15秒を追求しながら、自分の作りたいものや表現を見いだしていきたいと思ったのがきっかけです。早く代表作を作って売れるディレクターに成長したいです。その先には、長尺の映画を撮ることが目標です。
ストーリーテリングのある映像で
感情が揺さぶられる瞬間を届けたい
チーム内では「文豪」と呼ばれているそうですね。
ストーリーテリングのある映像をテーマにしていて、字コンテを割る作業が得意だからでしょうか。カット割りを考えるのも好きで、こうカメラが流れると伝わりやすいとか、気持ちが途切れないとか、視線が誘導できるとか、ワークフローの中でも特に楽しい作業です。
入社されて3年目を迎えますが、これまでどのような学びがありましたか?
自分に正直であるべきということ。コンテに描いていないことでも、現場で撮った方がいいと思ったらそうする勇気を持つこと。視聴者は理屈で映像を見ているわけではないので、つくり手も、理屈だけでなく直感も大事にすべきなんですよね。そのためには、できること、できないことの見極め、モチベーションの見いだし方が重要だと感じています。

favorite

好きなもの、
影響を受けたもの

・ オムニバス映画「TOKYO!」(ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ) / マンガ「童夢」(大友克洋)

・ オムニバス映画「TOKYO!」(ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ) / マンガ「童夢」(大友克洋)

東京に住み始めて好きになりました。東京を舞台にそれぞれの監督が撮影していて、外側からの視点や、それぞれの作家性がにじみ出ていて面白い。自分が撮る映像にも外側からの視点を大事にしていきたいと思った作品です。
「童夢」にはカルチャーショックを受けました。このマンガの影響で団地の雰囲気が好きになり、初の自主映画も団地で撮影しています。また、団地を舞台に作品を撮りたいと思っています。

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